楽天モバイルには自宅のインターネット回線サービスが2種類あります。
- 楽天ひかり
- Rakuten Turbo
これに加えて、楽天モバイルを自宅のWi-Fiで使うという選択肢も。
倹約観点でどのサービスを選択すれば良いか考察してみました。
結論からお伝えすると
- 楽天モバイル(2回線目)
- 楽天ひかり
- Rakuten Turbo
の順番でおすすめです。
こちらのブログ記事では、その理由を含めて解説していきます。
楽天ひかりとは
楽天ひかりは、楽天モバイルが提供する光回線インターネットサービス。
NTT提供のフレッツ光回線とプロバイダがセットになり、ワンストップで自宅での高速インターネットを利用できます。
料金プランはごく一般的
料金自体は他社の光回線インターネットサービスと同価格帯です。
月額基本料とは別途、
- 初月のみ初期登録費
- 月々の工事費分割払い(一括も可)
- 工事の時間や曜日を指定したい場合の割増料金
が発生します。
派遣工事不要で2,000円程度済む場合もあれば、配線調整も必要で総額20,000円を超える場合も。
申込者の住環境で料金が大きく異なるため、公式サイトでの事前確認をおすすめします。
特に工事の時間や曜日を指定した場合は大きく加算されるので注意が必要です。
楽天ひかりのメリット
IPv6に対応
私は、快適さより節約を優先して、ドコモ光から楽天ひかりへ乗り換えました。
IPv6に対応するまではお世辞にも通信が快適とは言えませんでした。
回線が混み合っていると思われる夜は特に遅く、テレビの大画面で動画を視聴するのに何度も読み込み待ちが。
正直に言って、それでも光のサービスか!とクレームを言いたくなる水準でした(爆)
IPv6対応後は、休日や夜などの回線が込み合っている時間帯でも、快適にインターネットを利用できるようになりました。
SPU対象
楽天ひかりの契約期間中は、楽天市場での買い物で獲得できる楽天スーパーポイントの還元率が+2%に。
毎月の獲得上限は1,000ポイントのため、月5万円までの楽天市場での買い物なら恩恵をフルで受けることができます。
他のSPUと同様に付与されるポイントは期間限定ポイントです。
尚、家族がそれぞれ楽天IDを保有している場合、楽天ひかりの単一契約において紐付けることができる楽天IDはひとつだけです。
そのため、楽天ひかりを契約すると家族全員がSPUを達成したことになるわけではないため認識しておきましょう(家族が別々の家に住んでいて、それぞれの家で楽天ひかりを契約していた場合は別です)
楽天ひかりの注意点
楽天ひかりに限った話ではありませんが、自宅に光回線インターネットサービスを導入する際に押さえておきたい注意点があります。
携帯電話の契約とは勝手が違うため、想定外にかかる時間や費用で戸惑わないよう、事前に確認を。
開通までに1ヶ月程度かかる
新規または転用に関わらず、開通には約1ヶ月程度かかるようです。
もし、開通までに自宅に光回線の無いブランク期間が発生してしまうのであれば、携帯電話のテザリングを代用する等の工夫が必要です。
引越しの度に移転工事費がかかる
契約時と同様に、引っ越し時にも移転工事費用がかかります。
派遣工事が不要な場合は2,000円程度で収まりますが、屋内配線調整が必要になった場合は2万円を超えることも。
仕事上、引越しが多い人にとっては相性が良くない点かもしれません。
楽天ひかりの料金をポイントで支払えない
楽天モバイルは、期間限定ポイントを含む楽天スーパーポイントを料金支払いに利用できます。
一方、楽天ひかりはポイント支払いができません。
通常ポイントであれば、楽天カードを楽天ひかりの支払い方法に指定している場合、楽天カードの利用料金支払い時にポイントを使うことで、実質、楽天ひかりの料金をポイントで支払ったと言えるでしょう。
期間限定ポイントの消化に検討する場合は、楽天モバイルや楽天でんき、楽天ビューティー等、他の消化法を検討しましょう。
契約は2年縛りで途中解約は契約解除料がかかる
2年間の契約期間中に途中解約した場合、契約解除料が発生します。
契約を解約しても契約解除料の掛からない「無料解約申請期間」を予めカレンダーに登録しておくと安心です!
無料解約申請期間は、開通日翌月を1ヶ月目として、24ヶ月目~26ヶ月目の3ヶ月間。
▼その他「楽天ひかり」の詳細情報は公式サイトでご確認ください。
Rakuten Turboとは
Rakuten Turboは、楽天回線を使ったホームルーターサービス(置くだけWi-Fi)。
Wi-Fi6対応で、家中の機器が同時にインターネット接続しても快適に利用することができます。
ホームルーターサービスは、工事不要で自宅にインターネット環境を構築できるため、光回線の代替として注目され始めています。
楽天ひかりマンションプランより割高料金
月額基本料とは別途、
- ホームルーター「Rakuten Turbo 5G」の製品代金(分割または一括を選択)
- ユニバーサルサービス料/電話リレーサービス料
- 契約事務手数料3,300円
が発生します。
ホームルーター「Rakuten Turbo 5G」の製品代は41,580円。
楽天カードで支払う場合のみ、48回払い(2年間)の分割可能。
Rakuten Turboのメリット
工事不要で接続も簡単
工事不要で自宅にWi-Fi環境を持てるのは楽天ひかりと対照的なメリット。
引越しの際も、申し込みを済ませておけば引越し当日からWi-Fiを利用することも。
さらに、使用する際はRakutenTurboをコンセントにさすだけ。
スマホならカメラで簡単接続用コードを読み込むだけで接続設定が済んでしまいます。
契約の縛りが無い
楽天ひかりには2年縛りがあるのに対して、RakutenTurboは縛り無し。
ライフスタイルの変化に順応しやすいと言えます。
購入した端末「Rakuten Turbo 5G」は残ってしまいますが。。
SPU対象
楽天ひかりと同様に、Rakuten Turboの契約期間中は、楽天市場での買い物で獲得できる楽天スーパーポイントの還元率が+2%に。
毎月の獲得上限は1,000ポイントのため、月5万円までの楽天市場での買い物なら恩恵をフルで受けることができます。
他のSPUと同様に付与されるポイントは期間限定ポイントです。
楽天ポイントが貯まる
楽天モバイルと同様に利用料金に対してポイントが付与されます。
100円につき1ポイント。
獲得ポイント量はわずかですが、楽天会員のランクアップ対象ポイントとして獲得回数に貢献してくれるでしょう。
支払いに期間限定ポイントを使える
楽天モバイルと同様に、月額利用料金を楽天ポイントで支払うことも可能です。
通常ポイントに加えて期間限定ポイントも使える点が大きい。
期間限定ポイントをコンスタントに消化したい時に活きてくるでしょう。
Rakuten Turboの注意点
使えるのは設置先住所のみ
Wi-Fiルーターのように、持ち運べばどこでもいつでもWi-Fiを利用できるわけではありません。
Rakuten Turboが使えるのは、設置先住所のみとなります。
「Rakuten Turbo 5G」は他社で使えない
Rakuten Turboを契約すると、買取となるホームルーター「Rakuten Turbo 5G」
他社のホームルーターサービスでは使えません(流用できません)
家族や友人へ譲渡することもできません。
シラタキ推しは楽天モバイルをルーター代わりに
ここまで紹介した楽天ひかりとRakuten Turboに加えて、自宅のインターネット回線サービスの選択肢に挙げたいのが楽天モバイル。
楽天モバイルでは、特別な申し込み手続きは必要無く、テザリング機能を利用できます。
もちろん定額で高速データ通信使い放題です。
冒頭でお伝えした通り、自宅のインターネット回線を倹約観点で選択するとしたら
- 楽天モバイル(2回線目)
- 楽天ひかり
- Rakuten Turbo
の順番でおすすめします。
ここからはその理由について説明します。
楽天モバイルは料金が安いから
楽天モバイルは、自宅用インターネット回線サービスに比べて
- 初期コスト
- ランニングコスト(月額利用料金)
- 引越し時のコスト
- 契約解除時のコスト
すべてにおいて優れています。
初期コストにおいてもランニングコストにおいても楽天モバイルが手軽。
正確には個々のケースに当て込んで試算する必要がありますが、楽天モバイルがお得になる可能性が高いと推察します。
自宅のインターネット利用に耐え得るのであれば、料金がお得な楽天モバイルを選択するのが賢明でしょう。
楽天ひかりは楽天回線に依存しないから
楽天モバイルがNGとなるとしたら、自宅での通信において楽天モバイルが求める水準に達しないからという理由になるかと推察します。
この場合、自宅がそもそも楽天回線の入りにくい可能性が考えられます。
そのため、楽天モバイルがNGだった場合にRakuten Turboを導入することは、楽天ひかりより金銭的リスクが大きいのでは?と考えました。
節約視点で、楽天モバイル、楽天ひかり、Rakuten Turboを比較した表は下記の通り。
楽天モバイル | 楽天ひかり | Rakuten Turbo | |
初期コスト | 〇 | △ | ✕ |
ランニングコスト | 〇 | △ | ✕ |
引越し時のコスト | 〇 | ✕(新居での工事) | 〇 |
契約解除時のコスト | 〇(なし) | ✕(更新月のみなし) | 〇(なし) |
通信の快適さ | △ | 〇 | 〇 |
楽天回線への依存 | △(au回線でカバー) | 〇 | ✕(楽天回線に依存) |
工事 | 不要 | 必要 | 不要 |
契約期間の縛り | なし | あり | なし |
SPU | ✕(2回線目の場合) | 〇(+2倍) | 〇(+2倍) |
ポイントが貯まる | 〇 | ✕ | 〇 |
ポイントが使える | 〇 | ✕ | 〇 |
これらを踏まえて、シラタキは、自宅のインターネット回線の見直しは下記ステップがより良いのでは?と考えました。
自宅のインターネット回線サービスも立派な固定費。
楽天ひかりやRakuten Turboが気になったこのタイミングに乗り換えを検討してみることで、倹約の第一歩を踏み出せるかもしれません。
私自身こうした思い立ったタイミングを大切にして、倹約⇔投資のサイクルを築いてきました。
コメント