2023年12月に適用されたSPU特典内容変更。
その変更は「楽天モバイルキャリア決済」のSPUにも及びました。
- ポイント倍率:+0.5倍⇒+2倍
- 獲得上限ポイント:5,000ポイント⇒1,000ポイント
- 上限到達の買物額:100万円⇒5万円
「ポイント倍率」が増えた一方で「獲得上限ポイント」は減りました。
結果、楽天市場で月5万円以内の買い物であればポイント獲得効率が高まったものの、月5万円を超える買い物にはポイントが還元されなくなりました。
これまでSPUでポイントを大量に獲得してきた人にとっては大幅改悪でしたが、楽天市場の買い物が月5万円に収まるライトユーザーにとっては節約しやすくなりました。
こちらのブログ記事で紹介するように「楽天モバイルキャリア決済」は、普段の購買行動を変えることなく仕組みで達成しやすいSPUです。
私は、日頃から利用しているサブスクリプションサービスを楽天モバイルキャリア決済を利用することで達成するのをおすすめします。
私自身も、楽天モバイルキャリア決済がSPUの仲間入りして以来、サブスクリプションサービスだけで楽天モバイルキャリア決済のSPUを達成し続けてきました。
その経験をもとにおすすめのサービスを紹介していきます。
こちらのブログ記事が何かしら気づきを与えられたら嬉しいです。
尚、楽天モバイルキャリア決済を含む、全般的な楽天SPU攻略はこちらの記事が参考になるかもしれません。
こちらの記事と合わせてお読みいただけたら嬉しいです。
【筆者紹介】楽天経済圏の住人、シラタキです。
2024年4月現在
- 楽天経済圏滞在歴:5年
- ポイント獲得通算:約60万ポイント
- 年間10万ポイント:4年連続
- SPU:10.8倍
ポイント獲得量の最大化を目指さず、仕組みで無理なく続けられるSPU攻略&楽天ポイント活用を得意としています。
楽天で始めた倹約と投資をきっかけに、貯金ゼロから5年間でアッパーマス層へ。
これから楽天経済圏で倹約してみたい初心者や、ポイ活に疲れてしまった住人におすすめの「楽天経済圏の歩き方」を公開中。
楽天モバイルキャリア決済とは
Google Playストアやアプリ内の購入代金、サービス利用料金を、楽天モバイルの携帯電話料金支払いと合算して支払えるサービスです。
楽天モバイルだけでなく、大手携帯会社3社にも同様のキャリア決済サービスがあります。
- ドコモ払い
- auかんたん決済
- ソフトバンクまとめて支払い
楽天モバイルユーザーであれば、楽天カードを保有していて、Google Playストアやアプリ内での支払い方法には楽天カードを選択している人が多いのではないでしょうか。
楽天モバイルキャリア決済を利用したとしても、楽天モバイルの携帯電話料金の支払い方法を楽天カードにしている場合、結局は楽天カードへ請求が行くことになります。
間に入ることが楽天モバイル側にメリットがあるんでしょうね。
SPUに組み込むくらいなので、楽天モバイルがユーザーへ使って欲しいという意思表示なのでしょう。
ユーザーにとってはデメリットが特に無いように感じます。
既存サービスの支払い方法を楽天モバイルキャリア決済へ変更する場合は、Google Playストアやアプリ側での支払い方法の変更が必要ですが、手間は一度だけ。
これでSPUをクリアできて、ポイント還元も得られるとなると、私のような仕組みで節約したい人にとっては使わない手はないポイ活だと思います。
楽天モバイルキャリア決済のメリット
月2,000円以上の利用で当月のSPU+2倍
楽天モバイル「Rakuten最強プラン」ユーザーで、楽天モバイルキャリア決済を月に合計2,000円(税込み)以上利用することが条件のSPUです。
当月の楽天市場での買い物で付与されるポイント還元率が+2倍になります。
ポイント獲得上限が月1,000ポイントなので、まぁこんなもんですね。
そもそもSPUは単体ではなく他のSPUを含めた合算倍数でお得になるものなので、楽天モバイルキャリア決済のSPUもチリツモと捉えるのが程良い距離感でしょう。
楽天モバイルMVNO「スーパーホーダイ」ユーザーもキャリア決済自体は利用することができますが、SPUの対象とはならないので注意です。
ちなみに、こちらのSPUは、Google Playストアではなく、アプリ内購入でも楽天モバイルキャリア決済を支払いに使えればOK。
このアプリ内購入がキャリア決済が利用できるかどうかが、無理なく月2,000円以上を達成する鍵になるわけですが。。
利用金額の1%ポイント還元
Google Playストアでの支払いに楽天モバイルキャリア決済を利用すると、その利用金額の1%分の楽天ポイントが付与されるキャンペーンです。
こちらのキャンペーンは、2023年7月から開催されていて終了時期は未定。
月々の獲得上限ポイント数は2,000ポイント。
月20万円のGoogle Playストア利用分まで還元される計算です。
月20万円どころかSPU上限の月5万円をGoogle Playストアで購入する機会もそう無いと思うので、上限は気にしなくてよさそうですね。
ポイント種別は期間限定ポイント。
ただし、ポイント有効期限がSPUと異なり、付与日を含めて6ヶ月間と長いのが特徴です。
まぁ、還元されたとしても1%。
過度の期待はせず、他の決済手段よりも節約になりやすいとだけ認識しておきましょう。
以前は利用金額の10%がポイント還元されていたんですけどね。。
気付かないうちに10分の1まで減ってました。
お得なサービスはお得なうちに、ということですね。
楽天モバイルキャリア決済の注意点
iPhoneユーザーは利用できない
楽天モバイルキャリア決済は、Google PlayストアやAndroidアプリでの支払いが条件となるため、
- 月2,000円以上の利用で当月のSPU+2倍
- Google Playストア利用金額の1%ポイント還元
両特典の対象はAndroidユーザーのみに限られます。
iPhoneユーザーは残念ながら対象ではありません。
楽天モバイルキャリア決済利用のためにiPhoneからAndroidへ乗り換えるという選択肢はなかなか取れないと思うので、iPhoneユーザーは諦めるしかないでしょう。
クレジットカード以外の支払い方法は利用できない
楽天モバイルキャリア決済を利用するには、楽天モバイルの支払い方法にクレジットカードを選択しておく必要があります。
ちなみに、支払い方法に選択するクレジットカードは楽天カードでなければいけない訳ではありません。
私は以前、VISA LINE PayクレジットカードやKyash Cardを楽天モバイルの支払いに充てていました。
楽天カードより還元率の高いクレジットカードを保有している場合は、そちらのカードを支払いに充てても良いでしょう。
ちなみに現在は楽天カードを支払いに充てています。
家計管理の効率化のため、支払方法を楽天カードに集約したからです。
楽天モバイルキャリア決済SPUのおすすめ攻略法
後半では、楽天モバイルキャリア決済のSPU攻略法を紹介したいと思います。
Google Playストアとキャリア決済を使えるアプリとで、月2,000円以上の利用を目指します。
この月2,000円以上というのが思った以上に高いハードルなんですよね。
月1,000円以上なら楽勝なんですが。。
- SPU達成のために不要な物を買わない
- 時間単価を含めて節約に繋がる物を買う
- 毎月SPUを意識することなくコンスタントに達成する
といったスタンスでおすすめを選びました。
結果、普段の生活で使うサブスクリプションサービスが候補に挙がりました。
ベースとなるサブスクリプションサービス
YouTube Premium
月額1,280円
※アプリ内決済のためGoogle Playストア利用金額の1%ポイント還元は未適用
これは楽天モバイルキャリア決済のSPUの有無に関係なく、YouTubeを普段から利用している人は利用した方が良いと思う課金サービスです。
広告の差し込みは無くなるし、バックグラウンド再生ができるし、聴くだけなら音楽配信サービスの代用にもなります。
広告をスキップするために今やっていることを止めたり、広告にストレスを感じたり。
そうした負担から解放されます。
結果、「時間」と「思考」の節約に。
貴重な「時間」と「思考」は別のことに向けた方が生産的だと思います。
ただし、条件の2,000円に近付けるため、家族で利用するわけでもないのにYouTube Premiumのファミリープランを契約するのは無しだと考えています。
組み合わせるサブスクリプションサービス候補
YouTube Premiumで条件の2,000円のうち、半分をクリアです。
残り720円。
ここからはぶっちゃけお好みでトッピングすれば良いと思いますが、私が実際に利用して楽天モバイルキャリア決済SPU達成に繋がっているサービスを含め、セレクトした候補をいくつか紹介します。
先に私のSPU達成組み合わせ例をお伝えします。
- YouTube Premium:月額1,280円
- Money Forward ME:月額プラン500円
- みてねプレミアム:月額プラン480円
Money Forwardには年額プランがありますが、年縛りが嫌なことと月額プランとの金額差が小さいと感じたため、気軽な月額プランを選択しました。
これら3つのサブスクリプションサービスの利用で、楽天モバイルキャリア決済のSPUを、毎月コンスタントに達成できます。
では、他の候補を含めてひとつひとつ紹介します。
Money Forward ME
YouTube Premiumに次ぐ有力候補は、家計簿アプリの「Money Forward ME(マネーフォワードミー)」のプレミアムサービスです。
お金の見える化はめちゃめちゃ大切なことと、節約を実践していく中で痛感しています。
しかし、日々、ノートに家計簿をつけたり、エクセルに入力していくのは面倒。
家計簿アプリならそういった面倒な入力はもちろん、収入支出のざっくり把握、課題発見に役立ちます。
改善に繋がるお金は積極的に使いたいです。
Money Forward MEには機能が制限された無償版もあります。
銀行やカードの連携先が4件に限られるため、全体把握には力不足です。
ちなみに有償版は連携数が無制限です。
私は、年金を除いて、銀行、クレジットカードから、電子マネーにポイントなど、連携できるものはすべて連携しています。
気になったらアプリを立ち上げてさっとワンスクロールで全体把握。
使い過ぎている支出は無いか、順調に資産形成が進んでいるかをザっと確認しています。
YouTube PremiumとMoney Forward ME以外は、好みかなぁというのがぶっちゃけた意見。
残り月額220円のサービスをショットでもサブスクリプションでも利用するだけです。
みてねプレミアム
子どもの写真・動画共有アプリ「みてね」は、スマホで撮った子どもの成長を、遠くに住む家族(おじいちゃんやおばあちゃん等)と共有することができます。
家族全員が近くに住んでいる家庭にとっては必要性をあまり感じないかもしれませんね。
シラタキ家は、2年近く「みてね」の無料版を使ってきました。
子ども1人であれば無料版で十分。
近くにいなくても家族みんなで子どもの成長を振り返ることはもちろん、遠くに住む父や母が元気そうかを閲覧履歴を見ることで確認することもできます。
3ヶ月に1度、アップした動画や写真を組み合わせて作って送られてくる「1秒動画」は涙モノです。
月額利用料を支払ってまでみてねプレミアムを利用しようと考えたきっかけは、2人目の子どもが産まれたこと。
無料版では1人目と一緒くたになってしまいますが、プレミアム版だと2人の成長を別々に記録することができます。
また、無料版では「3ヶ月毎」の1秒動画が「毎月+3ヶ月毎+1年まとめ」に。
特に2人以上お子さんがいる家庭にはおすすめのサブスクリプションサービスです。
月額は480円。
テレ東Bizアプリ会員
テレビ東京のビジネス番組オンデマンド配信サービス「テレ東Biz」
月額は550円、年額5,500円。
ワールドビジネスサテライト(WBS)を観ることは上京して以来の日課。
その他、ガイアの夜明けやカンブリア宮殿も好きで毎週観ています。
オンタイムでのテレビ放送を見逃しても、いつでもスマホやタブレットで視聴することができます。
- 2倍速で再生できる
- ダウンロード再生で通信環境に依存せず快適に視聴できる
といった時短メリットを実感しています。
Money Forward MEに比べると月額プランと年額プランの差が大きめですが、契約に縛られたくなければ月額プランが選択肢になるでしょう。
尚、テレ東Bizにはアプリ会員の他にWeb会員もありますが、Web会員では楽天モバイルキャリア決済を利用することができません。
Google One(200GB)
Googleの有料ストレージサービス「Google One」
200GBは月額380円/年額3,800円。
Google Photoの無料アップロード期間が2021年5月で終了。
Googleアカウントに無料で割り当てられている15GBを超えて、Google Photoへ新規アップロードする際には、Googleアカウントを有料サービスのGoogle Oneへアップグレードする必要があります。
私はGoogle Photoの無料アップロード期間終了後も継続利用しています。
Google Oneの200GBを利用しています。
途中解約することは無いと想定し、年額プランを利用しています。
ストレージ容量無制限のLYPプレミアム(旧Yahoo!プレミアム)やAmazonプライムは、楽天モバイルキャリア決済が使えないんですよね。
純粋ストレージサービスとしての利用だけを想定するとGoogle Oneの方が割安。
200GBもあれば、これまで通りに容量を気にすることなく、当分の間は利用できるのではないでしょうか。
News Picksプレミアム
経済メディア「News Picks」の有料サービス。
月額プラン1,850円/年割プラン18,400円。
プレミアムでは経済ニュースや有識者のコメント、オリジナル動画をフルで閲覧できます。
YouTubeでもある程度はオリジナル動画を視聴できますが、良いところで終わっちゃうんですよね。
私は1年間YouTubeでNews Picksを見続ける生活を続けましたが、もっと貪欲にインプットしたいという思いでプレミアムに加入しました。
年割プランの方が年間で3,800円もお得に。
さすがにここまで料金差が開くと、縛りがあるとは言え考えてしまいます。
金額が大きく、お試しで数ヶ月使ってみようと考えている人は、月額プランでも良いかもしれません。
他に検討したサービスと見送った理由は下記の通りです。
- audiobook.jp聴き放題プラン:月額833円 →インプットがパンクしそう
- AWA STANDARDプラン:月額980円 →YouTube Premiumで代用
- Kindle Unlimited:月額980円 →楽天モバイルキャリア決済が使えない
以上、楽天モバイルキャリア決済のSPU達成を目指すならといくつか候補を挙げました。
楽天モバイルキャリア決済の検討をきっかけに、自身のサービス利用を見直すのはアリだと考えます。
しかし、SPU達成を主目的に利用価値を感じないサービスに入るのはどうかなぁと思っています。
ネット上で「元を取れる・取れない」の情報を目にして違和感を感じることがあります。
自分に合ったサービス選びが先にあって、そのサービス利用の過程でお得になるSPU等の制度があれば活用する。
それくらいのスタンスが程良い節約法との向き合い方ではないでしょうか。
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