楽天経済圏のキャッシュレス決済方法は複数あります。
代表的なものを挙げると下記の通りです。
- 楽天ペイ
- コード払い
- 楽天キャッシュ
- 楽天ポイント(通常ポイント+期間限定ポイント)
- 楽天銀行口座払い
- 楽天カード
- モバイルSuica(楽天カードと楽天ポイントからチャージ)
- 楽天ポイントカード機能のポイント払い
- コード払い
- 楽天Edy(電子マネー)
- 楽天カード
お店が対応しているキャッシュレス決済方法を使用すれば良いですが、複数対応している場合はどれを選択するべきか。
楽天のキャッシュレス決済を利用しているのであれば、ポイントに敏感な人のはずで、一度は考えたことがあるのではないかと思います。
どれを使ったら良いのか分からず、ポイント還元キャンペーンに流されるままいろんな決済方法に手を付けるとどれもが中途半端になっている場合も少なくなさそうです。
「この場合はこれを優先して使えば良い」という軸があると節約に繋がりやすく、いちいち支払い方法に悩むストレスも軽減できます。
楽天ペイを使うべきか楽天Edyを使うべきか。はたまた楽天カードなのか。
そんな疑問を解消するための考え方を提案したいと思います。
ライフスタイルの最適解が人それぞれなのと同じく、キャッシュレス決済も人それぞれだと考えます。
こちらのブログ記事で何かしらの気付きを与えられたら嬉しいです。
【筆者紹介】楽天経済圏の住人、シラタキです。
2024年4月現在
- 楽天経済圏滞在歴:5年
- ポイント獲得通算:約60万ポイント
- 年間10万ポイント:4年連続
- SPU:10.8倍
ポイント獲得量の最大化を目指さず、仕組みで無理なく続けられるSPU攻略&楽天ポイント活用を得意としています。
楽天で始めた倹約と投資をきっかけに、貯金ゼロから5年間でアッパーマス層へ。
これから楽天経済圏で倹約してみたい初心者や、ポイ活に疲れてしまった住人におすすめの「楽天経済圏の歩き方」を公開中。
【1位】特定の月は「楽天カード」または「楽天ペイ」の楽天カード払い
あくまで
- 楽天市場で2万円以上買い物した月
- 「楽天市場で楽天カードをご利用の方 街でのご利用分がポイント2倍」キャンペーン開催月
に限ります。
キャンペーンにエントリーすると、街での楽天カード利用分が、通常1%ポイント還元のところ2倍の2%ポイント還元になります。
楽天スーパーセールやお買い物マラソンで買い回りすると、2万円以上の買い物に到達することもあるのではないでしょうか。
こちらのキャンペーンは、楽天カードだけでなく、楽天ペイで楽天カード払いも対象です。
- 楽天カード:1%→2%
- 楽天ペイのコード払い(支払元:楽天カード):1%→2%
楽天ペイを使えるお店は、経験上、ほぼ楽天カード(クレジットカード)を使えます。
敢えて楽天ペイを使う必要は無いじゃないかと思われるかもしれませんが、楽天ペイはポイント払いと併用可能。
例えば、期間限定ポイントを使い切った上で、残額を楽天カードを支払元にコード払いができます。
【2位】楽天ペイの「楽天キャッシュチャージ払い」
上記特定月以外においてお得な支払い方法とは。
先にまとめたそれぞれのキャッシュレス決済方法にポイント還元率を追記すると下記の通りです。
- 楽天ペイ
- コード払い
- 楽天キャッシュ:1.5%(チャージ:0.5%+支払い:1%)
- 楽天ポイント(通常ポイント+期間限定ポイント):1%
- 楽天銀行口座払い:1%
- 楽天カード:1%
- モバイルSuica(楽天カードと楽天ポイントからチャージ):0.5%
- 楽天ポイントカード機能のポイント払い:0%
- コード払い
- 楽天Edy(電子マネー):1%(チャージ:0.5%+支払い:0.5%)
- 楽天カード:1%
楽天ペイを使える場面においては、楽天ペイで楽天キャッシュにチャージして支払うのが最もポイント還元率が高い方法です。
楽天キャッシュは、楽天の電子マネーサービスです。
スマホ決済アプリ「楽天ペイ」を使って利用します。
交通系ICカードの「Suica」や「PASMO」と同じで、予めチャージして残高から支払うプリペイドタイプの電子マネーです。
楽天キャッシュのメリットは、
- 楽天カードから楽天キャッシュへチャージする時
- 楽天キャッシュのチャージ残高から支払う時
の両方のタイミングでポイントが付いて二重取りできること。
- 楽天カードから楽天キャッシュへチャージする時
⇒200円ごとに1ポイント(ポイント還元率0.5%) - 楽天キャッシュのチャージ残高から支払う時
⇒100円ごとに1ポイント(ポイント還元率1%)
チャージする金額を指定できるため、200円単位でチャージすれば、ポイント還元対象とならない端数は発生しません。
一方、楽天キャッシュのチャージ残高から支払う時は、100円未満の端数はポイント還元対象とならず切り捨てです。
端数が発生しなければ、最大の合計1.5%のポイント還元を得ることができます。
チャージした楽天キャッシュで支払えなくては意味がありません。
普段の買い物や飲食で楽天ペイを利用できるお店が、自宅や職場の近くにあるかが重要です。
楽天キャッシュは楽天市場でも使えますが、
- 楽天カード(通常):+1倍
- 楽天カード(特典):+1倍
- 楽天銀行+楽天カード:最大+0.5倍
のSPUで最大+2.5%になる楽天カード支払いの方がポイント還元率が高くなります。
楽天市場で楽天ペイを支払いにあてるのは得策ではありません。
私の場合、近所にドラッグストアのココカラファインがあります。
また、週末のおでかけでたまに楽天ペイを使えるお店に遭遇するため、チャージした楽天キャッシュを消化することが可能です。
ちなみに、コンビニエンスストアへは急ぎの買い物が無い限り行きません。
割高なコンビニを頻繁に使っていると節約にならないと考えるからです。
【3位】楽天カード
お店によっては、キャッシュレス決済はクレジットカードしか使えないという場面も。
そんな場面においては楽天カードで支払うしかありません。
楽天Edyとクレジットカードが使えるという場面においても、楽天カードでしょう。
楽天カードのポイント還元は「100円につき1ポイント」
還元率は楽天ペイの「楽天キャッシュチャージ払い」に及ばないものの、同じ1%還元の楽天Edyより切り捨てになりにくいメリットがあります。
タッチ決済やQUICPayを利用すれば、スマホで支払いが完結するため、楽天Edyと快適さは変わりません。
【4位】楽天ペイの「楽天キャッシュ以外のコード払い」
【2位】で紹介した、楽天ペイの「楽天キャッシュチャージ払い」以外に、コード払いの方法として
- 楽天ポイント(通常ポイント+期間限定ポイント)
- 楽天銀行口座払い
- 楽天カード
があります。
楽天カードのみポイント進呈日が、買い物翌日ではなく、翌月15日前後で異なりますが、いずれも1%還元。
設定の手間がかかりますが、期間限定ポイントだけを消化しつつ、残りを楽天カード払いにできるというメリットもあります。
私は、1ヶ月以内に失効する期間限定ポイントを楽天ペイでのコード払いで使い切るようにしています。
しかし、楽天ペイを使う時はアプリを操作しないといけない手間が、タッチ決済やQUICPayによりかざすだけで支払える楽天カードに劣るかなと考えています。
ちなみにコード払いの他に、楽天ペイには、
- モバイルSuica(楽天カードと楽天ポイントからチャージ)
- 楽天ポイントカード機能のポイント払い
の機能があります。
モバイルSuicaでの支払い時、楽天ポイントでモバイルSuicaへチャージした時はポイント付与がありません。
楽天カードでチャージした時に200円につき1ポイント(0.5%還元)が付与されます。
チャージできる楽天ポイントは通常ポイントのみ。
期間限定ポイントでチャージできると、ポイント失効の回避策として有用だったかもしれません。
楽天ポイントカード機能のポイント払いは、ポイント還元がありません。
ポイント払い時にポイント残高が不足している場合、楽天キャッシュをチャージしてポイントと楽天キャッシュの合算で支払えるサービス「ポイント払い瞬間チャージ」があります。
このチャージ時に200円につき1ポイント(0.5%還元)が付与されます。
ポイント払い瞬間チャージのサービス自体はデメリットを感じません。
しかし、そもそも楽天ポイントカードでポイント払いする機会がありません。
通常ポイントは楽天カード利用金額へのポイントで支払いで使い切るし、期間限定ポイントは楽天ペイで消化した方がポイントが付くし。
【5位】楽天Edy
楽天Edyもチャージと支払いと両方のタイミングでポイントが付与されます。
- 楽天カードから楽天Edyへチャージする時
- Edy残高から支払う時
ポイント二重取りができてお得に見えそうですが、
それぞれのポイント還元率は、
- 楽天カードから楽天Edyへチャージする時
⇒200円ごとに1ポイント(ポイント還元率0.5%) - Edy残高から支払う時
⇒200円ごとに1ポイント(ポイント還元率0.5%)
楽天ペイと同様に、チャージする金額を指定できるため、200円単位でチャージすれば、ポイント還元対象とならない端数は発生しません。
一方、Edy残高から支払う時は、200円未満の端数はポイント還元とならず切り捨てです。
端数が発生しなければ、最大の合計1%のポイント還元を得ることができます。
都内を頻繁におでかけしている中で「楽天Edyが使えて楽天ペイが使えないお店」はよく遭遇します。しかし「楽天Edyを使えてクレジットカードを使えないというお店」は数える程しか見たことがありません。
ポイント還元効率の悪い楽天Edyで支払わず、楽天カード(タッチ決済やQUICPayを含む)で支払うのが賢い選択でしょう。
まとめ
- 【1位】特定の月は「楽天カード」または「楽天ペイ」の楽天カード払い:2%
- 【2位】楽天ペイの「楽天キャッシュチャージ払い」:1.5%(チャージ:0.5%+支払い:1%)
- 【3位】楽天カード:1%
- 【4位】楽天ペイの「楽天キャッシュ以外のコード払い」:1%
- 【5位】楽天Edy:1%(チャージ:0.5%+支払い:0.5%)
あくまでポイント還元の効率観点で順位付けをしました。
とは言え、楽天市場で毎月2万円以上買い物するわけではないだろうし、「楽天市場で楽天カードをご利用の方 街でのご利用分がポイント2倍」キャンペーンは今では毎月開催されていないし。
支払い方法をアレコレ考えて、操作する手間を考えると、シンプルに楽天カード(タッチ決済やQUICPay)で支払うのが、最も持続性があってそこそこポイントが貯まる支払方法だと思います。
みなさんはどう考えますか?
是非コメントで教えてください!
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