投資の本来の目的と異なりますが、投資でポイントが貯まるのは魅力的です。
投資を始めようとしているけどどこの証券口座を開設すれば良いのか分からない。
ネットの情報を眺めていると楽天銀行とSBI証券が良さそうなんだけど、楽天証券はポイントが貯まりやすいらしい。
実際に貯まるのだろうか。
最初から正直にお答えすると、そんなに量は貯まりません!
もし、楽天市場でのセールやSPUで貯まるようなポイントがザクザク貯まるのを期待されていたら、現実はその期待値と大きくかけ離れています。
真っ当な投資をしていれば、投資によるリターンが遥かに上回るでしょう。
こちらの記事では、まず、楽天証券でポイントが貯まる仕組みを簡単におさらいしつつ、具体的な数字をもとに期待値を調整します。
その上で、もらえるものはもらっておこうスタンスで、ポイントが貯まる始め方を紹介します。
【筆者紹介】楽天経済圏の住人、シラタキです。
2024年4月現在
- 楽天経済圏滞在歴:5年
- ポイント獲得通算:約60万ポイント
- 年間10万ポイント:4年連続
- SPU:10.8倍
ポイント獲得量の最大化を目指さず、仕組みで無理なく続けられるSPU攻略&楽天ポイント活用を得意としています。
楽天で始めた倹約と投資をきっかけに、貯金ゼロから5年間でアッパーマス層へ。
これから楽天経済圏で倹約してみたい初心者や、ポイ活に疲れてしまった住人におすすめの「楽天経済圏の歩き方」を公開中。
楽天ポイントコースと楽天証券ポイントコースの違い
まずは楽天証券で貯まるポイントの種類(コース)について。
楽天証券の取引実績で貯まるポイントには
- 楽天ポイント
- 楽天証券ポイント
の2種類があります。
このうちどちらのポイントを貯めるかを選択することができます。
楽天証券ポイントコースとは?
楽天証券内で使用できる独自ポイント「楽天証券ポイント」を貯めるコース設定です。
楽天証券ポイントは「JMBマイル」に交換可能。
JALマイレージバンクに交換したポイントが加算されます。
JALの航空サービスを多用している人は、こちらの楽天証券ポイントコースの方がより良い場合もあるかもしれません。
楽天ポイントコースとは?
楽天のサービスを利用している人はお馴染み「楽天ポイント」を貯めるコース設定です。
楽天証券のSPUを達成するためには、月末時点でこちらの楽天ポイントコースへ設定しておく必要があります。
月毎に都度設定する必要無く、一度設定しておくとOKです。
貯まったポイントは、楽天市場をはじめ楽天経済圏のあらゆるサービスで利用可能です。
獲得できるポイントの種別は通常ポイントのため、もちろん楽天証券でのポイント投資にも使えます。
楽天証券でのポイントの貯め方と貯めるコツ
続いてポイントの貯め方について。
楽天証券でのポイントの貯め方には複数の方法があります。
- ハッピープログラム
- 家族・友達紹介プログラム
- 株式取引(超割)
- 投信積立 ※楽天カード側で
- 投信残高
- 各種キャンペーン
- SPU ※楽天市場側で
こちらのブログ記事では、
一度設定するだけで手間をかけずに仕組みで貯められる
- ハッピープログラム
- SPU ※楽天市場側で
- 投信積立 ※楽天カード側で
にクローズアップして、貯め方と貯めるコツについて紹介したいと思います。
ハッピープログラムで貯める
ハッピープログラムは楽天銀行の特典プログラム。
楽天銀行に口座開設の上、プログラムにエントリーすることで、ATM利用や他行振り込みの手数料無料回数が増える他、対象サービスの取引に応じて楽天ポイントが付与されるようになります。
加えて、楽天銀行と楽天証券間の証券連携サービス「マネーブリッジ」を申し込むと、楽天銀行だけでなく楽天証券内の対象サービスの取引においても楽天ポイントが貯まるようになります。
株式、国債、FX、先物等の取引でポイントが貯まりますが、中でもおすすめが投資信託の取引。
月末時点において基準の残高を初めて到達した時にポイントが進呈されます。
- 残高10万円:10ポイント
- 残高30万円:30ポイント
- 残高50万円:50ポイント
- 残高100万円:100ポイント
- 残高200万円:100ポイント
- 残高300万円:100ポイント
- 残高400万円:100ポイント
- 残高500万円:100ポイント
- 残高1,000万円:500ポイント
- 残高1,500万円:500ポイント
- 残高2,000万円:500ポイント
これっぽっちと言えばそれまでですが、スポットで取引を繰り返すことなく、普段の積立投資で安定的にポイントをもらえるのは時間単価に合ったポイ活だと思います。
SPUを達成し楽天市場での買い物で貯める
楽天証券には楽天市場の買い物でポイント還元率がアップするSPUが設定されています。
楽天証券のSPU達成条件は、
- 楽天ポイントコースの設定
- マネーブリッジの設定
- 当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)で+0.5倍
- 当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式)で+0.5倍
楽天市場でお得に買い物するなら攻略しておきたいベースとなるSPUのひとつです。
ポイント投資の内訳は、1ポイントのみポイントを利用して残り現金でも条件を満たしたことになります。
毎月、ポイント投資に使える通常ポイントを大量に確保しておく必要はありません。
私は、通常ポイントのうち、1ポイントのみをポイント投資に充て、残りは楽天カードのポイントで支払いに使い切るようにしています。
投資商品の購入方法はスポット購入と積立のどちらでもOK。
毎月コンスタントにSPUを達成したい場合は、積立でポイント投資を設定しておくと良いでしょう。
私は投資信託の積立投資でポイント利用(ポイント投資)しています。
月漏れなく+0.5倍のSPUを達成し続けています。
私が楽天市場で買い物するのは、楽天スーパーセールが開催される3月、6月、9月、12月の3ヶ月に1回。
1回約5万円分をまとめ買いしています。
- 3万円の買い物で150ポイント(年間600ポイント)
- 5万円の買い物で250ポイント(年間1,000ポイント)
楽天証券のSPU単体ではこんなもんです。
楽天市場で買い物する月のSPUはだいたい10倍になっているので、楽天証券以外を含むSPU全体では年間2万ポイントの獲得です。
投資信託の楽天カード決済で貯める
楽天証券では、月10万円までを上限に、楽天カードで投資信託を積み立てることができます。
この投信積立分も下記条件でポイント還元が得られます。
- 代行手数料が0.4%未満のファンド:0.5%
- 代行手数料が0.4%以上のファンド:1%
月10万円分の投資信託を楽天カードで積み立てる場合、
- 代行手数料が0.4%未満のファンド:月500ポイント
- 代行手数料が0.4%以上のファンド:月1,000ポイント
鍵は月10万円を積立投資できるだけの入金力確保。
- 保険の見直し
- 楽天モバイルを含む楽天経済圏への移行
- キャッシュレス決済の活用
といった、普段の生活の中で節約ができるようにして、仕組みでの入金力確保を目指します。
節約だけでなく、給与所得ももちろん大切になってきます。
自分の市場価値を見定め、成果とこれからの意気込みを材料に上司へ給与交渉するのも一手でしょう。
ポイントサービスの改悪リスクは?
サービス改悪が目立つ楽天経済圏。
改悪されている大部分がSPU等のキャンペーンの部分。
期間限定のお得過ぎた期間が終了したと捉えることが賢明でしょう。
しかし、私は、金融サービス(特に証券)はさらに改悪が及ぶ可能性は低いんじゃないかなぁと予想しています。
まだまだ投資していない人が成人の大多数を占めている日本においては、投資が一般化するまで伸び代が大きいと考えています。
楽天証券はネット証券最大手のSBI証券と熾烈な競争を続けていて、今後もその競争力維持のため、利用者メリットを維持・拡張していくのではないかなぁと予想しています。
楽天証券での積立投資のすすめ
現実に貯まるポイント量を見てガッカリされたかもしれません。
しかし、投資において1円1ポイントは大切。
これから投資される方も投資を始めると実感できるでしょう。
無駄な物には1円も払いたくないのと同じで、同じことをやってて1円でも1ポイントでももらえるのなら、そちらの方が良いですよね。
楽天証券は特別な労力をかけることなくポイントを貯める仕組みを作ることができます。
一度設定してしまえばあとは放置でポイントを獲得してくれます。
ポイントは今の生活の節約に使ってもOK。
時間単価の観点からも筋が良い節約法だと思います。
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