楽天にはサービス利用状況に応じた5段階の会員ランクがあります。
楽天「ダイヤモンド会員」とはその最上位ランク。
結論から言うと、
ダイヤモンド会員になったからと言って、めちゃめちゃお得になるメリットがあるかというと、そうではありません。
「ダイヤモンド」の響きにしては正直言って控え目。
- ダイヤモンド会員は頑張って目指すものではない
- 条件達成のための不要な支出を控える方が重要
というのが私見です。
と、ダイヤモンド会員のことを調べてる人にとってモチベーションを下げるようなことを冒頭に言っちゃいました。
ここからは、
- 私が実際にダイヤモンド会員になってみて感じたメリット
- ダイヤモンド会員になってから約4年半キープし続けている方法
について紹介します。
そんなに肩肘張って頑張らなくても、楽天経済圏のサービスを活用して真っ当に倹約生活を送れば、自然とダイヤモンド会員になれます。
そして維持もできます。
読者のみなさんが再現される際の何かしらのヒントになれれば嬉しいです。
楽天ダイヤモンド会員とは?そのメリット
会員ランクごとの特典は下記の通り。
お誕生日ポイントとして700ポイントの期間限定ポイントをもらえて、半月しかない有効期限の間に(当時は)楽天ペイが無い中、どうやって使い切ろうという悩んだ時期が懐かしい。
私が実際にダイヤモンド会員を一年間キープしてメリットだと感じた特典をランキング形式で紹介します。
【実感第1位】毎月18日は楽天市場ご愛顧感謝デー
毎月18日に開催される本キャンペーンにエントリーして楽天市場で買い物をすると、ダイヤモンド会員なら楽天ポイントの還元率が4倍になるという特典です。
付与されるポイントは期間限定ポイントで上限が1,000ポイント。
特典で還元されるのは33,400円の買い物分までという計算になります。
尚、ゴールド会員は2倍、プラチナ会員は3倍。
ポイントが2倍になる「毎月5と0のつく日」と比較すると、ダイヤモンド会員とプラチナ会員はお得ということになります(「毎月5と0のつく日」も上限1,000ポイントの期間限定ポイント)
経験則だと、18日ってお買い物マラソンや楽天スーパーセールなどのキャンペーンと重ならないんですよね。。
お買い物マラソンや楽天スーパーセールで買い忘れたものがあって、次のまとめ買いまで待てない。
私にとってはそんな時に活用した特典です。
もう1点、本キャンペーン利用の特徴が。
地味ですが「毎月5と0のつく日」等の他キャンペーンと異なり、ポイントで支払った分もキャンペーンのポイントアップ対象になります。
とは言え、「SPU」でのポイント獲得分はポイントで支払うと減ってしまいます。
私なら、期間限定ポイント消化に困る時以外、敢えてポイントで支払うことをしないと思います。
【実感第2位】優待キャンペーン
優待キャンペーン内容は、楽天ポイントクラブ内にあるダイヤモンド会員限定ページで確認できます。
楽天の各サービスの新規登録や初めての利用といった、初回限定特典をメインとしたラインナップです。
ダイヤモンド会員になった頃には、楽天の各種サービスをそこそこ利用している状態ではないでしょうか。
既に優待キャンペーンや特典を受けることができないのではと推察します。
頻度高く確認する必要は無いと思います。
新しく利用を検討している楽天のサービスがあって、特典に含まれているかどうかを念のため見に来るくらいのスタンスで良いと思います。
楽天銀行も優待キャンペーンの対象でしたが、既に口座を開設していたため、特典を得ることができませんでした。
また、もしかしたら将来、楽天プレミアムカードへ切り替えや引っ越してRakuten Turboの利用を検討することになったら、ダイヤモンド会員の優待キャンペーンを利用するかもしれません。
- 楽天プレミアムカードへ切り替え:4,000ポイント
- Rakuten Turbo(+楽天モバイル)の利用:最大21,200ポイント
【実感第3位】毎月1〜3日の楽天トラベルご愛顧感謝デー
旅行自体あまりやらないので、楽天トラベルでこんなダイヤモンド+プラチナ会員限定の特典が始まっているなんて知る機会がありませんでした。
旅行自体あまりする機会が無く、この特典も一度も使ったことが無いので実感メリットが今のところゼロです。
もし、今後も特典が継続されて、利用する機会があればきっとメリットを実感できるんだろうなぁと思います。
- 1日~3日は楽天トラベルをお得に予約できる
- ダイヤモンド会員は(プラチナ会員も)予約前エントリーでさらにお得になる
ことを頭の片隅に置いておくと良さそうです。
【実感第4位】ダイヤモンド会員一年キープで豪華特典
楽天「ダイヤモンド会員」を1年間キープするごとに、楽天市場での買い物する時のポイント加算、クーポン抽選などのダイヤモンド会員限定の特典を得ることができます。
ダイヤモンド会員であっても、なってから11ヶ月間は得られない特典です。
ダイヤモンド12ヶ月目にようやく本特典を得ることができます。
その後も24ヶ月目、36ヶ月目を迎えた時と言った感じで1年毎です。
一例として、上記のような毎週水曜日に楽天市場で買い物をすると楽天ポイントが+1倍になる特典があります。
⇒「ダイヤモンド会員を1年間キープするごとに特別企画へご招待」エントリーページ
SPUや他のポイント還元キャンペーンを併用すると、楽天市場での買い物をよりお得にできます。
12ヶ月目を迎える月において、まずは「5と0のつく日のうち水曜日の日」を、楽天市場で買い物する日と予定しておくと良いかもしれません。
もし、お買い物マラソン期間中に「5と0のつく日のうち水曜日の日」がある場合には、複数ある「5と0のつく日」のうち、その日をまとめ買いする日にするとベストです。
私がこの特典を使えるのは4月。
我が家では3月、6月、9月、12月に開催される楽天スーパーセールにまとめ買いすると決めているので、特典の恩恵を受けることができません涙
ダイヤモンド会員を1年間キープ後、毎月の特典になればかなり使い勝手の良い特典になるんですが。。
尚、誕生月に会員ランクに応じた楽天ポイントがもらえる特典「お誕生日ポイント」は、2022年8月をもって終了しました。
楽天ダイヤモンド会員のメリット紹介の最後に、、
何かの恩恵を得られそうな気がするのに、ダイヤモンド会員だからと言って変わらない(どの会員ランクでも一緒)というサービスを紹介します。
ちょっぴり残念な気持ちになってしまうかもしれませんが、気になる方が多いようなのでリストアップすることにしました。
- 楽天カードのポイント還元率
- 楽天証券
- 楽天でんき&楽天ガス
- ラウンジ(楽天カードハワイラウンジ/国内空港ラウンジ/海外空港ラウンジ)
※楽天証券と楽天でんきは、それぞれ申込時はポイントアップ特典があります
楽天ダイヤモンド会員になるための条件
月末に下記3つ全ての条件を達成しているかどうかで、翌月がダイヤモンド会員か判定される仕組みのようです。
条件①:獲得ポイント数
集計月を含む過去6ヶ月間で「4,000ポイント以上」の楽天ポイントを獲得する必要があります。
1ヶ月に換算すると667ポイント。
これは「毎月最大66,700円分を楽天カードで利用する必要がある」と言い換えることができます。
「最大」と書いたのは、楽天ポイントを獲得する機会が、楽天カード利用以外にもあるからです。
条件②:獲得ポイント回数
集計月を含む過去6ヶ月間で、30回以上の楽天ポイント獲得回数が必要です。
1ヶ月に換算すると、楽天経済圏で5回ポイントを獲得する必要があるということです。
その他条件
「楽天カードの保有」が条件となります。
楽天カードを保有していない場合、どんなに獲得ポイント数、獲得ポイント回数を積み上げたとしても、ダイヤモンドから1つ下位ランクのプラチナ会員止まりになります。
とは言え、プラチナ会員になっていてダイヤモンド会員を目指そうとしている時点で、楽天カードを保有していないことはあまり無いケースと思います。
そのため、実質、プラチナ会員が新たにクリアしなければならないのは、
- 獲得ポイント数
- 獲得ポイント回数
の2つの条件に絞られることになると思います。
楽天ダイヤモンド会員の条件達成とキープの注意点
カウントされるのはランクアップ対象のポイントのみ
獲得したポイントが「ランクアップ対象」でなければ、獲得ポイント数も獲得ポイント回数もカウントされません。
ランクアップ対象のポイントは、楽天サービス利用時に獲得するものに限られます。
- SPUで加算されるポイント
- 各種キャンペーンで加算されるポイント
はカウントされません。
条件を毎月達成し続けなければいけない
一度なれればずっとダイヤモンド会員というわけではなく、キープするには上記の条件を直近6ヶ月間集計毎に達成し続けなければいけません。
ゴールドカードやプレミアムカードの所持自体は関係なし
通常の楽天カードではなく、上位の楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードを所持することによって、ダイヤモンド会員の達成が直接有利になることはありません。
しかし、楽天証券で楽天カードを使って投資信託を積立する際、カードのグレードによってポイント還元率が変わってきます。
- 楽天カード:0.5%※
- 楽天ゴールドカード:0.75%※
- 楽天プレミアムカード:1%
※代行手数料年率0.4%未満の銘柄を購入した場合
仮に、同じ月5万円を積み立てた場合、
- 楽天カード:250ポイント
- 楽天ゴールドカード:375ポイント
- 楽天プレミアムカード:500ポイント
と差がつきます。
また、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードを所持することで、積極的に楽天市場での買い物や楽天経済圏のサービスへ集約していく中で、獲得ポイント数や獲得ポイント回数が得やすくなり、間接的にダイヤモンド会員達成へ繋がるかもしれません。
私が楽天ダイヤモンド会員を維持した方法
私の場合は、楽天経済圏のサービスへ切り替えた中で、楽天ダイヤモンド会員をキープできる仕組みができていました。
楽天ダイヤモンド会員の条件変更が無い限り、今後もキープし続けることになると思います。
また、再現性は高いと思います。
楽天のいろんなサービスや制度の掛け合わせで、ざっくり言うと、
- メインバンクを楽天銀行にしてハッピープログラムにエントリー
- 楽天カードで楽天証券の投資信託積み立て
- 楽天ペイで生活で利用しているサービスの支払い
をしただけです。
楽天カードのクレジット支払い
「獲得ポイント数」の内訳を確認してみると、楽天カードでのクレジット支払いがその多くを占めていて、ほぼほぼダイヤモンド会員に必要な獲得ポイント数を稼いでいました。
毎月、NISA口座に投資信託を積み立て
楽天カード払いで毎月50,000円分の投資信託を、楽天証券のNISA口座に積み立てています。
すると楽天ポイントを250ポイント獲得できます。
月換算でダイヤモンド会員に必要となる獲得数の3分の1を獲得できたことになります。
あとは、残り月417ポイント=月41,700円分を楽天サービス内外に関係無く、普段のお買い物や外食で楽天カードでのクレジット決済や他の手段でランクアップ対象のポイントを獲得すれば良いことになります。
楽天証券のキャッシュレス積立
- 楽天カードクレジット決済積立:5万円(250ポイント)
- 楽天キャッシュ積立:5万円(チャージ時250ポイント)
で毎月マックス500ポイント獲得可能。
これで667ポイントのうちほとんど獲得できるかたちになります。
楽天証券で月々10万円獲得している人にとっては、ダイヤモンド会員のキープはそう難しくないでしょう。
街で楽天ペイでの買い物
楽天ペイが使える街のお店では積極的に楽天ペイを使っています。
楽天キャッシュの支払いも、楽天ポイントの支払いも1%ポイントが付きます。
購入額は毎月20,000円ほど。
すると楽天ポイントを200ポイント獲得できます。
楽天市場での買い物
残りは楽天市場での買い物時に付与されるベースの1%のポイント還元です。
購入タイミングは、基本、3ヶ月に1度の楽天スーパーセールに絞っています。
- 楽天スーパーセール:3ヶ月毎に約50,000円~70,000円
楽天ふるさと納税
ふるさと納税は、楽天市場内の「楽天ふるさと納税」を利用しています。
寄付額はまとまった金額のため、獲得ポイント数の大きなプラスへ働きます。
1回あたり、だいたい10,000円〜20,000円の寄付です。
お買い物マラソンの買い回りには必ず組み込むようにしています。
楽天市場での食品や日用品のまとめ買い
日頃からリストアップしておいて、お買い物マラソンや楽天スーパーセールでまとめ買いします。
こちらも1回あたり、だいたい10,000円〜20,000円くらいの買い物です。
普段からまとめ買いしている商品の一例を楽天ROOMにまとめていますのでそちらをご覧ください。
楽天銀行のハッピープログラム
私が「獲得ポイント回数」をどうやって獲得しているか。
その内訳を見てみると、楽天銀行のハッピープログラムによるものが多いことが分かりました。
ハッピープログラムとは、利用ステージに応じた回数分、ATM手数料や他行宛振込手数料が無料になったり、楽天銀行の取り引きに応じて、楽天ポイントが付与される楽天銀行独自の特典サービスです。
そのうち、取り引きに応じて付与される楽天ポイントの特典は、他の特典に比べて一見地味な存在なんですが。。
楽天ポイントが付与される対象の取り引きは実に様々で、ハッピープログラムでまるっと一括りにして獲得ポイント回数1回というカウントではなく、取り引きグループ毎に獲得ポイント回数がカウントされていました。
私の場合、下記3つの取り引きが獲得ポイント回数としてカウントされていました。
- 他行口座(家計口座)への振込
- 楽天カードの口座振替(自動引落)
- その他口座振替(自動引落)
ダイヤモンド会員の必要獲得ポイント回数は、月換算で5回なので、これらで半数達成です。
つまり、楽天銀行や楽天証券での毎月同じ取り引きを続けている限り半数を達成し続けることになります。
楽天のグループサービス利用
楽天モバイルの利用や、獲得ポイント数のところで挙げた楽天カードのクレジット支払いも、毎月のポイント獲得回数としてカウントされていました。
楽天銀行のハッピープログラムと合わせて、毎月5回の獲得ポイント回数。
結果、ダイヤモンド会員をキープできていました。
まとめ
楽天ダイヤモンド会員は、他の会員ランクに比べて劇的にお得になるサービスではありません。
ポイントアップ特典を楽天市場での買い物に上手く取り入れるのが肝です。
また、楽天ダイヤモンド会員のキープは、
- 楽天証券でキャッシュレス積立
- 楽天銀行をメインバンクとして利用
- 街での買い物で楽天ペイで支払い
等、楽天経済圏のサービスを使って普段通りの生活を送るだけで十分達成可能です。
条件達成のために楽天市場での買い物で高額な買い物をしたり、リアル店舗での楽天ポイントカード提示によるポイント獲得に頼ったりすることはありません。
ダイヤモンド会員からランクダウンしていまってもその時はその時。
楽天会員ランクに固執せず、程よい距離感で向き合うことが大切だと思います。
コメント