まずは結論から。
「楽天ポイント利息」は節約観点では「ナシ」です。
楽天経済圏を軸に倹約生活を続けている私が、どうして節約観点で「ナシ」と考えたのか、「楽天ポイント利息」のサービス内容をおさらいした後に書きまとめたいと思います。
「楽天ポイント利息」の利用を検討される方にとって、何かしら気付きを与えられたら嬉しいです。
楽天ポイント利息とは?
「楽天ポイント利息」は、楽天が2021年10月に開始したサービス。
同グループ会社が発行する「楽天ポイント」を預けておくだけで利息がついて増えるというもの。
楽天は金融サービスとは違うことを強調してますね。
サービス利用は無料。
印象としては楽天ポイントで擬似的な投資を体験できる既存サービス「楽天ポイント運用」の元本保証版といったところでしょうか。
楽天ポイント利息のメリット
「毎月」利息がつく
月末(末日23時59分59秒時点)までに預けておいた楽天ポイントの残高に応じて、翌月5日に利息がつくというタイムスケジュールのようです。
例えば4月30日までに預けると5月5日に利息が得られるということですね。
尚、利息のうち1ポイント未満分については、翌月繰り越しとなります。
1ポイント以上になった時点でポイント付与されます。
1ポイント未満分の利息は、発生してから1年が経過すると失効します。
「100ポイント」から始められる
楽天ポイント利息は、100ポイント以上の預入から始められます。
以降も、残高を追加する際には1回100ポイント以上となります。
尚、1回で追加できる上限は、ダイヤモンド会員が50万ポイント。
その他の会員ランクは3万ポイントです。
また、ポイント追加は、ポイント利用の月間上限にカウントされません。
(楽天ポイント利息以外のサービスにおいて、楽天ポイントを利用する場合は、ダイヤモンド会員は50万ポイントまで、その他会員ランクは10万ポイントまでという利用上限があります)
引き出しは「1ポイント単位でいつでも」できる
楽天ポイント利息に預けた楽天ポイント残高は、いつでも引き出すことができます。
引き出した後に即時反映され、即時別サービスに利用可能です。
しかも、引き出し額は1ポイント単位で自由に指定できます。
楽天ポイント運用では、引き出すポイントを指定して一部を引き出す場合、運用中のポイントの90%までという縛りがありました。
楽天ポイント利息のデメリット?注意点
0.108%はあくまで年利。月利だと0.009%
銀行口座の普通預金金利に比べると、大手銀行はもちろんのこと、楽天銀行でマネーブリッジ利用者向け金利の税引後年利0.079%を上回ります。
しかし、頭にゼロが付いた時点でほとんど付かないと考えて良いと思います。
楽天ポイント利息の月利0.009%で簡単にシミュレーションすると、
月末時点11,112ポイントの残高でようやく翌月1ポイント。
月末時点で100万ポイント残高があったとしても翌月90ポイントです。
利用できるのは通常ポイントのみ
楽天ポイントのうち、楽天ポイント利息に利用できるのは通常ポイントのみ。
期間限定ポイントを使うことはできません。
また、他提携サービスから交換した通常ポイントも使うことはできません。
あくまで楽天グループのサービスを利用して得られた通常ポイントに限られます。
期間限定ポイントの延命で使えると面白かったんですけどね。
楽天ポイント利息を節約観点でナシと考える理由
楽天ポイント利息のメリットとデメリットのおさらいの中で既に答えが出ています。
例え、銀行預金より年利が優れているとは言え、利息で得られるポイントが微々たるもので、時間単価に合わないためです。
確かに預け入れや引き出しの操作は簡単で、ほとんど手間いらず。
しかし、楽天ポイント利息の残高を覗きに行ったり、調べ物をしたり、シミュレーションをしたりで、あっと言う間に利息分の時間を使い切ってしまいそうです。
通常ポイントは楽天ポイント利息を利用せず、
毎月の楽天カードの「ポイントで支払い」でしっかり使い切る
通常ポイントの利用法としては、やはりこれが最適解ではないでしょうか。
過去に「初めての楽天ポイント利息10倍キャンペーン」も
とは言え、こうしてブログ記事に書く以上、一度は使ってみないと思い、専用ページを立ち上げてみたのは良いものの、前回の楽天カード「ポイントで支払い」に通常ポイントを全額使い切った後で、追加可能下限の100ポイントを預け入れることができませんでした。。
楽天側の思惑としては、ユーザーに楽天ポイントを使い切るのではなく、貯め込んで欲しいんでしょうね。
もし楽天が楽天ポイント利息の利用を促したいのであれば、ボーナスポイントを付与するキャンペーンを実施するのでは?と想像していましたが、実際過去に「初めてポイント利息を利用でもれなく利息10倍」のキャンペーンが実施されていました。
特典上限は50ポイント。。
まぁ、それも時間単価で考えると合わないと思います。
楽天ポイント利息にかわる節約法&ポイント利用法
手っ取り早く節約するならスマホ代の見直し
もし3大キャリアを利用中であれば、楽天モバイルのへの乗り換えの方が断然節約になります。
私は通勤やおでかけの移動中にYouTubeをBGM代わりに聞いていますが、月20GBに達することはありません。
毎月のスマホ代は月2,178円(税込み)にとどまっています。
正直に言って、稀に回線の繋がりにくさを感じることがあります。
しかし、コストパフォーマンスを考えると満足していますし、自宅や職場等の生活圏内が楽天モバイル回線エリアの人にはおすすめできるサービスだと考えています。
同じ通常ポイント月100ポイントを使うなら
私だったら楽天証券でポイント投資します。
楽天証券では楽天ポイントの通常ポイントを利用して投資信託を購入することができます。
楽天ポイント利息のように元本保証ではありませんが、投資を始めるには最適なネット証券と考えています。
もちろん新NISAでのポイント投資も可能です。
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